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     資本論ワールド  2019. 03



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 ◆ 特 集

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  マルクス生誕200周年(1818-1883)

 資本論のヘーゲル哲学


 レーニンの『哲学ノート』 と 「価値方程式」



 
資本論ワールドへようこそ !! 





              資本論ワールド





 2019 資本論入門3月号-2  2019.03.23


  カール・マルクス 『経済学の方法』 の研究



  
-『資本論』の科学史ハンドブック2019-1 序論2 Elementの多様性



 マルクスは「経済学の方法」の叙述にあたって、読者に慎重な取り扱いを述べています。
「りんかくを示した一般的序説〔「経済学の方法」はこの一般的序説に含まれています〕は、発表をひかえておく。というのは、よく考えてと、まず証明しなければならないのに、そのまえに結果を示したりすれば、それはかえってじゃまになるように私には思われるからであり、また読者がそもそも私のあとからついてこようとするなら、個々のものから一般的なものへともぼっていく決心をしてもらわねばならないのであるからである。」(『経済学批判』序文)

 資本論ワールドの読者は、すでに『資本論』とヘーゲルの関係性についても考慮されていますので、「経済学の方法」を探索することにより、マルクスの思考形式-弁証法的思考-を参照することが可能となります。
 「経済学の方法」は当時公刊されなかったのですが、マルクスの叙述スタイルを予めざっと見通すことができれば、『資本論』の感触を柔らかなものして、親しみが感じ取れる論文となっています。
 この小論の特徴は、歴史的な例証とともに『資本論』冒頭の「
成素形態Elementarform」を読解してゆく手がかりとなっています。この文脈に登場する「成素」、「最も単純な諸規定」そして「単純な範疇」の用語-Elementが出現する文脈の構造/Elementarform分析-に注目しながら、探索を始めてゆきます。

 


コラム24> コスモスと比例の源流
―宇宙と自然の「調和と秩序」 2019.03.14


 ピュタゴラスの原理 ・・・秩序の原理として数は世界に現われる


 初期ギリシア思想における二つの主要な伝統は、古代後期には、イオニア派とイタリア派の名で呼ばれた。後者はピュタゴラスに始まる。彼は、出生で言えば東方ギリシャ人であるが、若いころ故郷のサモス島を離れ、およそ前530年ころ南イタリアに移住して、その地のクロトン市に定住し、自らの団体を設立した。・・・彼の数学的な哲学の基礎となったと言われる発見は、音楽の分野における発見である。彼は、完全和音-この言葉は今日も用いられていると思うが・・・

 


 <コラム23> アリストテレスの形相と可能態(デュナミス)

      ー 『資本論』の弁証法の源流を訪ねてー


   ガスリー 『ギリシャの哲学者たち』



  『資本論』に引き継がれた古代ギリシャ世界

1.
 古代のギリシャ世界では、アリストテレス(前384年― 前322年)よって科学的概念が集大成され、現代に至るまで大きな影響を及ぼしています。・・・


2. 『資本論』-西洋哲学史と「形相と質料」の研究との関連ついて
 このガスリー『ギリシャの哲学者たち』は、1950年に発表されています。シュヴェーグラー著『西洋哲学史』は1848年ですから、100年が経過しています。-この間に『資本論』の第2版が1873年、エンゲルスによる第4版が1890年に刊行されています-。 マルクスは価値概念の分析にあたり、アリストテレスの比例論(価値方程式)と同等性(Gleichheit:等一性と訳されている)について、『資本論』で引用・解説を行っています(岩波文庫p.109)。アリストテレスの時代に、「価値存在」への高度な考察がすでに始まっていることを証明しています。・・・

 ・・・それでは、マルクスゆかりの地:ガスリーの古代ギリシャ世界へご案内しましょう。



    2019 資本論入門3月号  2019.03.10


  『資本論』-西洋哲学史と「形相と質料」の研究 -1-


   シュヴェーグラーと今道友信の『西洋哲学史』より
 

    -『資本論』の科学史ハンドブック2019-1
 序論.1-


 資本論ワールド編集部 はじめに

 *『資本論』に登場する“ 商品種 Warenart ”の翻訳に対して、岩波向坂訳以外は、“-art (Art:生物の種)”に対して大月岡崎訳をはじめとして「種類-商品種類」と翻訳しています。この翻訳語の違いは、『資本論』と“どのように向き合う”という姿勢の違いが顕著に現われています。ここにも、西洋文化に対する「認識の差異」あるいは「無意識的欠如の発露」とでも言える現象が、翻訳家個人個人の深層心理に根差しています。古代ギリシャは、考えられているよりも、ずっと存在の彼方だったのです。・・・・


 

 ◆ 2019 資本論入門2月号 「価値の実体と形式」について


  2019 資本論ワールド  2019.01.30


 
 資本論ワールドは4年目に入りました。これまでお付き合いをいただきました

  探検隊の皆さんをはじめ、ご協力をいただきました方々に感謝申し上げます。



 昨年11月以来、しばらくお休みを頂いていましたが、2月から再開できる態勢が整ってきました。

 第4期資本論ワールド編集方針についてご報告いたします。


  1. 従来の基調を継続する。

  2. 下記2018年総合案内の残されたテーマを続行する。

  3. 昨年末に行われた「編集会議」を踏まえ、改善と内容の充実を図る。

   ① 岩波書店向坂訳『資本論』の刊行(1967年)に続き、6出版社の『資本論』が

      市場に流通している。現状の根底にある“日本文化の異質性”への対応策を検討する。

   ② 各社・翻訳者の“独自性”による作品群となり、読者間への共通ルールは存在しない。

   ③ 向坂訳を含め、共通している“スタイル”は、『資本論』原本と「翻訳本」日本語との整合性は

     皆無と言える。すなわち翻訳者各人の人格に一任されている。

   ④ 各社・翻訳者に共通する欠陥は、ヘーゲルを無視(不勉強による?)することによる

      誤読・誤訳から『資本論』の理解と用語解読が消化不良となっていること。

   ⑤ これらの現状の改善ー最低限の「翻訳共通ルール」の構築は急務である。

      すなわち、現状の翻訳『資本論』は、翻訳の言語ルールがなく、「科学書」としては認知されない。

     特に、ドイツをはじめ、伝統的な西洋文化と科学言語に対する共通理解の構築が必須である。

  4. 過去3年間の掲出テーマを集計整理し、上記課題に資する作業を行う。


 
   
以上の目標に向かって、来月から始めてゆきます。ご協力をお願い申し上げます。


 

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 2018年 総合案内

10月号-1  価値形態と形式Formの二重性(4)    コラム18-1>   宇野弘蔵ー“蒸留法”批判について   
10月号-2   ・ヘーゲル『大論理学』本質論 仮象    コラム18-2>   廣松渉著『資本論の哲学』について   
10月号-3  資本論の物神性について(1)    3月号-1   <コラム16> 松永俊男著
    
    『ダーウィンをめぐる人々』
 
コラム22>  『資本論』の膠状物Gallertについて(1)    3月号-2   <コラム17>ダーウィン進化論と
   
 「資本論の分業とマニュファクチャ」
 
 
9月号  価値形態と形式Formの二重性(3)    3月号-3   エンゲルス著 『経済学批判』について   
8月号  価値形態と形式Formの二重性(2)    2月号-1   内田義彦著 『経済学史講義』について   
7月号  価値形態と形式Formの二重性(1)    2月号-2   資本論の社会的分業とヘーゲル
  
   市民社会の「労働の分割(分業)
 
 
コラム21>   人類学・考古学ファイル    1月号   <コラム15>内田義彦 『経済学の誕生』  
6月号   『資本論』交換過程と価値形態の形成      2017年    
5月号  形態学W-G-Wと資本の生態系G-W-G´(1)    12月号  <コラム14>大内兵衛解題 『諸国民の富』  
コラム20>   『資本論』と『経済学批判』の関連性    11月号-1  ・価値分析に対する“蒸留法”批判について  
4月号-1   マルクスの手紙・『経済学批判』    11月号-2 もし商品体の使用価値を無視するとすれば
  
『経済学批判』の使用価値 
 
4月号-2   『資本論』 貨幣形態の発生証明    11月号-3   コリン・レンフルーと「商品の物神性」   
コラム19  『資本論』の実体と形式について         



    2018年 今年も1年間大変お世話になりました。

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